2018年3月現在 本邦の事業用操縦士+計器飛行証明+多発限定を保有している20代から30代の方々のうち
未就業の人が約200人いるという話を聞きました。
なかには大学の航空学部を出たり、航空大学を卒業した方もいるそうです。
多額の訓練費をかけて就職ができない現実はご当人にとってはなかなか受け入れられないことだと思います。
この事実は『免許さえ取れれば就職できる』ということではないということです。
では 就職に結びつくような訓練とはどのような訓練なのでしょうか。
免許を取得してすべての航空会社へ履歴書を送り全て不合格となり途方に暮れている。
しばらくして東南アジアなら仕事があるという噂を頼りにあちこちに履歴書を出し
最初は地上職であとで運航乗務員として採用するかもしれないと言葉巧みにさそわれ
日本語が話せることを重宝がられなかなか運航乗務員の訓練が始まらないので
苦言を呈したら 変わりはいくらでもいる と開き直られたという話をよく聞きます。
海外で運航乗務員として最低限、持たなければならないのは ATP定期運送用操縦士技能証明、当該国での労働許可証
当該国の言葉または英語が堪能であること。 マニュアルや契約書を英語で読解する力などいろいろあります。
日本人にとってあまり得意でないものです。
TVAでは海外で仕事をするしないにかかわらず 最低限 英検準1級は取ることをお勧めしています。
TOEICは試験のテクニックで高得点が得られるので純粋に英語の 特に英会話の能力を示す指標としては使えないと感じています。
TVAではプロの操縦士を希望する方の訓練はプロとしての操縦士の心構え
から始まり、会社から機材を受領して会社の代表として機長業務をいかに遂行するかという
基本的なところから訓練を始めます。
飛んで着陸できればいいんだろうという考え方から プロの機長としてどう飛ぶ必要があるかを考えて
操縦訓練を行います。
ご自分の使命を考えて時間を有効に目標に向かって着実に進んでください。
プロを目指すのなら 訓練を始める前に勉強することが山ほどあります。
真剣に 日本の 世界の大空を飛びたい方 お待ちいたしております。
Stop Dreaming Start Flying.
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