「条件がよければ Solo Flight に出すよ」と小菅教官に言ってもらいながらも、Gust 30 knot だったり、Closed Approved された Traffic Pattern を 1 周しただけで管制官から Full Stop をかけられるほど天気が急変したり、と結局 Solo に出られる条件が整わず、失意の中帰った 1 月の訪問から半年間、仕事や結婚準備のために訓練はお預けになってしまいましたが、このたび新妻の理解を得て久しぶりにグアム訪問することができました。
インターバルがあったため、すぐに Solo に出られるとは思いませんでしたし、その自信もありませんでしたが、今日か明日かとハラハラしながら Dual を飛ぶくらいなら、早く Solo に出た方が精神衛生上は好ましいなと思い始めたある日の夕方、私の First Solo Fight はやってきました。
まもなく夕暮れのため「Landing は 2 回で」と言い残して降りた大薄教官。その分だけ右側が軽い N9853Lを Taxiing させました。
いつも大薄教官に ATC の内容を不安げに聞き返す私が本当に Solo をこなせるか心配でしたが、一人になると意外と冷静に ATC を聞けるもので、いつもは聞き逃しているようなフレーズまでも Read Back できたことに自信をもったりしました...Hold Short of RWY 6R しているまでは。ところが...
ちょっと気を利かせて RWY 6R の向かい側 Taxiway K を進む Continental Air を先に行かせようと思ったために、離陸 3 機、着陸 2 機を待つはめになり、日暮れが迫ってきたので「Landing は 1 回のみ」となってしまいました。
少しずつ暗くなり始めてきたのでちょっとあせりが出たのでしょうか、"RWY 6R Cleared for Takeoff. Left Downwind Approved." と Takeoff Clearance が出た後に管制官が言い直した "... or Right Downwind Approved." を聞き逃し、Left Downwind と Read Back して滑走し始めました。このことが原因でDownwind でしばらくパニクることになりましたが、Two Lovers で少し待機し Downwind に戻った後は、落ち着いていつもどおり淡々と Procedure を進め、Approach & Landing までこぎつけました。暗くなり始めていたため、距離感や沈降感がわからず、Touch Down ではずんでしまいました。どんな Landing をしようが暗がりでわからないだろうと思っていましたが、地上で見ている教官たちにはバレバレでした。
想像していたよりも無様だった First Solo でしたが、学んだこと、発見したことが多々あり、思い出に残るFlight になりました。
後日、筆記試験にも合格し、今回は実り多い滞在になりました。操縦がどのようなものか知るために、とりあえずFirst Solo までと設定して始めた訓練でしたが、ここで満足できるはずもなく、これからも精進したいと思います。
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