みなさんはじめまして。
私はみなさんを乗せて、毎日グアムの空を飛んでいるセスナです。飛行機の立場でこれからいろいろ書き込もうと思っていますので、飛行機についてお知りになりたい方は、なんでも聞いてくださいね。
N9551Lと書いてあるのが私で、N9853Lと書いてあるのが弟です。
セスナ172と呼ばれ、遊覧飛行や体験操縦、訓練飛行で毎日忙しく飛んでいます。
初めての書き込みは、いつも私を雨や風から守ってくれている格納庫のお話からはじめましょう。
グアムは周りを海に囲まれた小さな島だと言うことは、私に乗ってフライトをされた方はご存じですよね(乗らなくても知ってる!?)。数回のフライトを行ったあと、機体の表面を手でさあっとなでてみます。すると白い粉が手につくのが分かります。
これは何でしょうか?察しのいい方ならお気づきかもしれませんが、これは塩なんです。グアムは海に囲まれているので、蒸発した塩分が空中に漂っていてこれが機体に付着するためなんですね。
この塩がついたままになっていると、いったいどうなるでしょうか?金属でできている私にとって、うれしくない錆ができてしまいます。錆ができてさらにそのまま放置しておくと・・・私にとっては想像したくない事態が飛行中に起きるかもしれません。
その塩分から守ってくれたり、フライト後に水をかけて塩を洗い流してくれたり、私の体調を整えてくれる整備をしたり、夜間には不審者から私を守ってくれたりするのが格納庫です。
こうしてみると、機体に対して格納庫がとても大きいことが分かります。
当社に来たことがある方は、広さに圧倒されたのではないでしょうか。
格納庫の扉は開け閉めができるので、台風が来ても平気です。雨にも塩分が含まれているので、外に野ざらしにされるなんて考えられません。ここの格納庫にいることができて、私たち兄弟は幸せ者です。
まだまだ格納庫については語ることがあるのですが、また次の機会にして、次回は私たちの体調をいつも見守ってくれているスタッフの方を紹介したいと思います。
おたのしみに!
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