10月1日に体験操縦コースに参加させていただきました、田中と申します。
台風の接近で、前日のアンダーセン基地の航空ショーも中止されたとのことで、天候を心配していましたが、当日は快晴に恵まれ飛行を楽しむことが出来ました。
寸前に決まった旅行のため、準備としてはこれまで実際に体験された方々のブログ等をいくつかチェックしたことと、パソコンのシュミレータを数回やったくらいで、正直不安なまま飛行機に乗り込むことになりました。
地上滑走は他の方も指摘されているように、結果的には飛行中より難しかったような。やはり”足”だけで操作するのは難しい。踵をいくら押し込んでもなかなか機首が曲がらないので、結局つま先を使ってしまう。「早めに操作するのがコツですよ」とアドバイスをいただいてはいたものの、なかなかうまくいきません。
所々で教官の大薄さんにサポートしていただきながら何とか滑走路に入り、オフィスで見せていただいたビデオ通りにスロットル全開。60ノットくらいの速度で操縦桿を引いてしばらくすると、さっきまで聞こえていた車輪の音がなくなって...、「と、飛んでる」と感激する間もなく操縦桿を少し戻して上昇しつつ恋人岬に向けて旋回。恋人岬を過ぎたあたりで、今度は火力発電所の煙を目指してレフトターン。旋回すると高度が下がるのはシュミレータで経験しているので、操縦桿を少し引きつつ旋回していると「機首が上がり過ぎです」と指摘が。あわてて水平儀と昇降計を見ると確かに頭が上がり過ぎた状態です。シュミレータでは平気で45度くらいロールして旋回していたのですが、実際に操縦してみると20~30度位で恐々旋回しているので(我ながら度胸がない...)、どうやらそれほど操縦桿を引く必要はなかったようです。
ホテル街、そして海軍基地を過ぎたあたりで、このまま着陸するのはもったいないと思い延長コースをリクエスト。快諾していただき、そのままココス島へ向かいます。
台風の影響で波が高いせいでしょうか、海上には人影が見当たりません。「こんなに人がいないなんて初めてですよ」と大薄さんもおっしゃっていましたが、おかげで海の青い部分とエメラルドグリーンの部分のコントラストが際立ちます。操縦を代わっていただき写真などを。
空港に戻る途中でレオパレスリゾート上空で360度ターン。6Lの滑走路が延長工事中で航空会社の定期便も含めて全て6Rを使っているとのことで間隔調整だったのでしょうか?(ATCの英語はまったく聞き取れず)
そして最も緊張する着陸へ。何とか滑走路までは持ってきたものの、最後の部分で教官がラダーを入れて補正してくれたのを足裏で感じつつ着陸。大型ジェット機のようにドン!!
という感じではなくタン!という感じの軽やかな着陸でした。格納庫に戻るまでの地上滑走のころには離陸前のことは全く忘却の彼方なので、操縦桿で機首を曲げようとして「あれ?」ということに。そしてエンジンをシャットダウンして、飛行機を降りるときにはホッとして思わず大きな溜息が。
オフィスに戻るまでに導入予定の新型機を見せていただきました。10/1の時点ではまだコンテナに入った状態でしたが、もう組み立ては完了されましたでしょうか?
この機体は引き込み脚の低翼機とのことで「ギアアップ」「ギアダウン、アンドスリーグリーン」というのも楽しめそうですね。
そしてオフィスに戻りログブックをいただきました。記録上では飛行時間は0.7時間とのことでしたが、(確かに時計はその通りなのですが)感覚的には0.25時間くらいの本当にあっという間に終わってしまったという感じでした。
そう簡単には訪問することが出来ないのが残念ですが、また機会を作ってログブックの記録を増やしたいと思います。私のつたない操縦をさりげなく、でも確実にアシストしていただいた教官の大薄さん。
そして予約担当の高田さんを初めトレンドベクターエビエーション社の皆様に感謝いたします。
ありがとうございました。
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