12月もそろそろ折り返し地点に近づいてきました。 最近夜空を見上げると、冬の代表的な星座である、オリオン座がよく見えます。 そのオリオン座の少し左上に位置するのがふたご座です。 そしてそのふたご座のあたりを『放射点』とする流星群が、3大流星群のうちのひとつでもある、ふたご座流星群です。 今年は12月14日に ふたご座流星群が極大を迎えます。
この流星群の母天体はもともとは彗星だったらしい、『ファエトン』と呼ばれる小惑星だと言われているようです。 その彗星だった時代に噴出された固体粒子が地球の大気圏に入ってくるときに、熱せられてガスのプラズマとなり、それが発光して見えるのが流星として我々の眼に映るようです。 ふたご座流星群の粒子は、地球に対して約秒速35kmのスピードで突っ込んでくるようですが、しし座流星群の粒子に比べれば、半分のスピードと言われています。 光る固体粒子のガスは地上110キロくらいの高さで光だし、通常、80キロ前後で消滅するそうです。 質量は平均的なもので、1グラム以下とのことです。
今年のふたご座流星群の極大が予想される時刻は、日本時間で19時45分、グアム時間で20時45分 ±2から3時間との事です。 この日の夜は月も夜半過ぎの午前1時半過ぎまで昇ってこないようなので、流星群の出現を楽しみたい方達にはもってこいかもしれませんね。 おすすめの時間はふたご座が十分空高く昇る21時頃から(グアム時間)月が昇り始める午前1時40分頃までのようです。 早い時間帯で地平線にあまり近いと流星は見えにくいらしく、また、月明かりが空を照らす時もまた見えにくくなるようです。 (この日は月齢が22なので、半月程度ですが、グアムの澄んだ空では半月でもとても明るくなります)
予想される流星の出現数は理想的な条件下で1時間に120個らしく、通常時でも1時間に20個から30個は観測されるそうです。 夜のグアムは空気も澄んでいますし、日本ほど街の明かりもありません、月が出る前であれば期待できますね。
セスナで澄んだ夜空に飛び出し、空気の綺麗な上空から流星を見るのも、いいグアムの思い出になるかもしれません。 我々TVA操縦士一同、いつでも皆様を満点の星空にお連れしたいと思っています。 14日の夜は飛行機のスケジュールも空いています。 夜の大空で流星と戯れたい方、お気軽にお問い合わせください。 お待ちいたしております。
後は雲が出ないことを祈るだけ・・・
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