FAAのライセンスを取得すべく、今年の1月8日から訓練を始めました。
初めての渡航は1月8日~15日までの8日間。
ラッセル先生指導のもとで意気揚揚と訓練を開始したのも束の間、この季節特有らしいガスト混じりの横風に悩まされる事から始まりました。せっかく来たからには何か結果を残して日本に帰らねば!と自分で自分にプレッシャーを与え、尚且つ超多忙なスケジュールの中で教官方が機材繰りを含めてフレキシブルな対応をして下さった事もあり非常に効率的な訓練が出来ました。
とにかく、ラッセル先生の指導は的確で分かりやすい。
「初めての渡航でソロに出るなんて無理だろう」と心の片隅では思っていたものの、そんな“良い教育”のお陰で13日に初ソロに出る事が出来ました。本当は12日に初ソロの予定でしたが、1人でタキシングして行ったものの、滑走路手前まで来たところで突然の大雨になり視程が最悪に。意外とチキンハートな私は迷わずターンバックを決断し、12日はソロフライトではなくソロタクシーとなりました。
初渡航ではフライト以外でも楽しませて頂きました。
で、今回が2回目の渡航。
1日目は前回のレビュー。 やはり前回の良い指導があったお陰で1カ月空いているにも関わらず、ちょっと下手にはなっていたもののスムーズに各科目をこなす事が出来ました。
2日目はラッセル先生と青木教官、大学生訓練生O君と共にサイパンへクロスカントリー。今までのご指導の賜物か、余裕を持ったフライトが出来ました。
3日目の最終日、今日は16時10分発の飛行機で帰国せねばなりません。朝、TVAに着くと、ラッセル先生から「ソロでサイパンに行って来て下さい」と。今日も相変わらず風が強かった為、朝一でタッチアンドゴーで技量チェックが行われ無事に合格。フライトプランをファイルし、11時20分にサイパンへ向けて離陸しました。高度をズラさない事を心がけ、行きは5500ft・帰りは6500ftをシッカリキープし終始安定したフライトが出来ました。上空ではデジカメの電池が切れてしまう程、外の写真を撮りまくったのは言うまでもありません。
1人の整備士として1つ言えるのは、ここまで落ち着いて楽しく飛ぶ事が出来るのは整備の行き届いた飛行機を提供してくれるTVAだからこそだと思います。フライトスクールの「安全」に対する意識は、機体を見れば一目瞭然です。
さて、飛行時間も27時間となり私のライセンス取得も折り返し地点。これから学科受験やチェックライドへ向けての訓練が続きますが、TVA教官諸氏の素晴らしい指導に負けないように次の渡航へ向けて、私も日本での自習を頑張りたいと思います。
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