弊社のウェブページでも説明されているかと思いますが、グアムは海に囲まれている結果、機体に大量の塩がつきます。グアムで走っている車をみて、
「ぼろっ!!!」
っと思われるかもしれませんが、塩害による腐食が原因でなっているのです。
ですので、もちろん飛行機にも同じ現象が起こります。むしろ、車よりひどいかもしれません。海水の上空を飛んでいるからです。
我々の格納庫の近くには巨大なバレーボール・ネットみたいな建築物があります。これは昔グアム国際空港が海軍基地だった頃に潜水艦探知機として使われていたP-3という飛行機の洗機場だったのです。P-3は潜水艦を探すので低空で海面すれすれを飛びます。そこで密着する塩の量は相当なもので、毎回この真水の出るゲートをフライトの終了後にくぐって塩を落としていました。
最近、グアムの塩はかなりひどくなっています。体でもわかるくらいです...
という事で、毎日我々教官がせめて水洗いだけでもという感じに水をかけ、塩を流してあげています。それだけでも十分違うのです。今日もしました。教官のその日の疲労にもよりますが、この数ヶ月ほぼ毎日水洗いだけでもしてあげてます。塩を手に握ってじっとしているのを想像してみてください。手はひり ひりしますよね??? 塩まみれの飛行機を一晩中ほったらかしにしてたくないです。可愛そうです。 だから、時間があれば「必ず」水洗いをするようにしています。
2週間程まえなんて最悪です!! 水洗いをしている途中で磯のにおいが漂いました!!! どんだけ塩をあびているんだ!!! と教官も生徒もびっくりです!!!
もちろん太平洋の真中にある小さな島の水です。塩分は多少入っていると思いますが、何千リッターの仲から小さじより少ない程度の塩が出るだけです。水洗いし、石けんで荒い、ワックスをかければ飛行機は十分綺麗になります。まるで別物ですよ。洗って損はまったく無いのです。
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