ではどのようなヘッドセットを選んだらよいでしょうか
まず考慮すべき項目は
- 予算
- 月間飛行時間 将来プロとして飛ぶか飛ばないか
- 騒音低減性能
- プラグのタイプ
- 快適性
- 修理サービスの有無
- その他
予算
$150から$1300ぐらいまで幅広いのですが高いものは一般的に良いのですが
$1500のヘッドセットへ$150のヘッドセットの9倍の性能を持つかというとそうではないような気がします。
月間飛行時間
訓練を始めると通常1日に1回か2回飛びます。飛行時間は1時間から1.5時間
逆に教官をしていると月間100時間以上を飛ぶことは珍しくありません。教官はちなみに1日の制限がありますから月間240時間は飛べます。
ちなみにわたくしの月間最高飛行時間は186時間でした。
ラインパイロットは年間1000時間の縛りがある国が多いので 月に80時間ぐらいでしょうか。
訓練で英語が心配とか耳がよくないという方、またプロを目指される方はいいものをお求めいただくとストレスが少なくなります。
騒音低減性能
ノイズ低減性能は少なくとも20デシベルは欲しいところ
プラグのタイプ
タイプは小型機用、ヘリコプター用、ボーイング機用、エアバス機用などがあります。またステレオとかありますが
操縦席で業務中の音楽を聴く可能性のある方、または飛ばないときにオーディオにつないで音楽鑑賞される方にはいいかもしれません。
TVAはジェネラルエビエーションタイプ2本組
快適性
ヘッドセットの重さ、
頭部への締め付け力
長時間つけていても違和感が少ないこと
汗の吸収性
修理サービスの有無
故障したときの窓口の対応と修理に出してから治ってくるまでの日にち
保証期間が長いこと
その他
ブルートゥース
乾電池が汎用性のあるもので消費電力が少なく長持ちするもの。
色とか臭い
インピーダンス
機体との相性
重量
髪の毛を巻き込まない
耐久性
ヘッドセットには耳を覆うタイプと そうでないタイプがあります。
耳を覆うタイプのものはノイズを遮断する性能が高く特に低周波のノイズに効果があります。
デビットクラーク社 H10-10.4 390ドル前後
ASA HS-1 FAR/AIMの分厚い本で有名な教材のASAが販売しているヘッドセットで
一生保証がついており軽くて安い 140度ドル前後
Rugged Air RA200 おそらく一番安い 米国では人気があります。使ったことがないので
何とも言えません 100ドル前後
それ以外のものはジェット機で使用するタイプと思ってよいと思います。小型機ではノイズがうるさくて使用に向きません。
これはジェット機の操縦室はジェットエンジンの音が発すノイズがレシプロエンジンと異なるためです。
アクティブノイズキャンセラー又はリダクション(ANR)はノイズを電気的に相殺して低減する機能を持つヘッドセットです。
Boseのヘッドセットが有名です。A20, A30
BOSE A20
BOSE A30
等があります。
お勧めのヘッドセットは次回に発表したいと思います。
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