トレンドベクターエビエーション・インターナショナルのフリートでGPS装備のIFR機N9551L(通称ファイブワン)は本日(27日)から年一回の大掛かりな整備点検を迎えます。
ご存知のとおり飛行機は100時間ごとに点検整備を受けなくてはいけないのですが、前回の100時間から彼はとても頑張りました。この前整備し点検が終了したと思ったらあっという間に次の100時間を飛び、またその間に大きな故障や、問題を起こさずに飛び続けました。 残念な事に今月中旬にアビオニクス・マスタースイッチ(無線航法機器の主電源スイッチ)がいきなり壊れたお陰で、お客様に少しご迷惑をおかけしましたが、それ以外にキャンセルや大幅な遅れをうむようなことはありませんでした。
フライトとフライトの間隔が短く、1回のフライトが終了しエンジンを停止してから その2分後にエンジンを指導して再び上空にあがっていました。これだけぶっ続けで飛ぶ飛行機もそうありません。優秀な整備士と飛行機を愛するスタッフの力でこのような運航が可能になります。もちろん飛行機自体が良いということはいうまでもありません。
ファイブワンは明日の午後から約2週間休養させていただきます。飛ぶのが大好きで、仕事熱心の飛行機にも休みが必要なのです。
そうです。この重整備点検、アニュアル・インスペクションを弟のファイブスリー(N9853L)に続いて行います。安全運航と定時運航を可能にするために必要な整備措置です。
前回の日記でもご説明した通り、徹底的に検査し、修理が必要なところは新品同様にするために、じっくり時間を掛けて整備を致します。整備の期間は2週間から3週間を予定いたしております。しばしの間ファイブワンに休暇とらせますが、弟のファイブスリーは兄の分まで元気に飛んでおりますので、是非、 飛びにいらしてください。
前回ファイブスリーの時は時間が無かったので、整備風景をお見せできませんでした。次の2週間でファイブワンの整備風景をこのブログに載せたいと思います。アニュアル・インスペクションとはどんなものなのか、お知らせできればと考えております。
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