この情報は古くなり、誤解を招く恐れがあるので廃止します。
2021年6月21日追記:新しい入国の施策が発表されました。内容については、当該記事を参照ください。
以下の内容については、一部古い場合があり現状の内容と相違する場合がありますのでご注意ください。
当ブログの情報を参考にして発生する、いかなる入国に関するトラブルについて当社は責任を負いかねますので、渡航される方はグアム政府・日本政府双方の最新の情報に基づいて行動してください。
最近のグアム入国(2021年6月上旬)につきまして、情報提供を致します。
結論から申し上げまして、現時点での通常の旅行者の方の入国についてはハードルが高いようです。
まず、航空機搭乗手続きに際して、3日以内に検体を採取したPCR検査の陰性証明書が必要です。陰性証明書がないと搭乗手続きを行うことができませんので、空港に行ってもそのまま帰ることになります。
3日以内に検体を採取した、という点にご注意ください。これは、検査を受けたときからの日数であり、結果が出てからではありません。そしてこの3日以内という時間はグアム入国時にも適用されますので、移動中に3日を超えてしまうとその陰性証明書は無効になってしまいます。
何らかの理由による飛行機の遅延(機材故障や天候による遅延や欠航、便の振り替えなど)なども考慮して、陰性証明が交付されましたら早めに出発されることをお勧めします。
PCR検査を受けるために、アメリカ渡航時に有効な証明書(渡航用陰性証明書)を出してくれる民間のPCR検査場を探す必要があります。自由診療扱いになってしまうので、どうしても割高になってしまうのは仕方のないところかもしれません。検査が陽性の場合は保険が効くようになりますが、その場合は渡航自体をあきらめなくてはならないです。。。
弊社社員が利用しているのは、以下のクリニックです。料金は証明書込みで15,000円ちょっとかかりますが、検査結果がアプリで送られてくるのでそれを印刷すれば陰性証明として通用します。結果を受け取りに行くために再度来院する必要がないので、便利です。
チームメディカルクリニック
アプリでの証明書は直筆のサインではありませんが、航空会社のカウンター、グアム入国時のどちらでも問題なく通用しました。直筆のサインがどうしても必要であれば、結果が出たという連絡が来たのちにクリニックに行けばもらえます。
なお、私の場合では朝の一番に検査を受けて、結果が出たのは当日の午後4時頃でした。これは他に検査する数によって結果が出る時間が変わってくるかもしれませんので、あくまで目安としてお使いください。
✈✈✈✈✈✈✈ 現時点では、日本からグアムへの渡航はユナイテッド航空一択です。。。(UA197便、16:50発、毎日運航)
✈✈✈✈✈✈✈
無事にグアムに到着しましたら、入国審査ののちに検疫の手続きです。2階で入国審査を済ませてから、1階に降りて荷物を受け取る前に検疫まで誘導されます。
現在、日本国民の方は陰性証明があってもグアム入国後、グアム政府指定施設(Dusit Beach Resort Guam)にて10日間の隔離滞在が義務付けられています。旅行者の方は、ここで陰性証明の提出と共に隔離されることについての同意書に署名することになります。
その後、税関を通過したのちに、政府が調達したバスにより空港から隔離施設まで移動します。
隔離施設では、滞在6日目の時点で任意で検査を受けて、陰性であった場合は隔離は終了となり以後は指定施設に滞在する必要はありません。事前に予約したホテルなどに行くことが可能となります。
残りの日にちは継続的な経過観察を自主的に行い、報告することになります(毎日定時にメールかテキストメッセージに送られてくる質問に回答する形式)。
隔離滞在期間中の宿泊費、3食の食費についてはグアム政府が負担するため、旅行者の方の負担はありません。Dusit Beach Resort Guamは、元Outrigger resort hotelだったところで、ホテルの建物はそのままにDusit Thaniグループが買い取ったようです。ホテルの部屋はビーチ近くということもあり割と快適なので、そこそこのレベルのホテルの滞在を楽しんでください。
唯一難点を挙げるとすると、ホテルのインターネットの接続事情が非常に悪いことです。おそらく、他の滞在者が滞在中に暇つぶしに動画を見ていたりするからではないかと思われます。ネットの速度が遅いことに我慢できない方は、前もって海外でも使えるモバイルルーターなどを持ってくると良いと思います。
リクエストすれば、外部の人に1日2回、必要なもの(自分が食べたい食べ物や飲み物、日用品など)をデリバリーするよう頼むことも可能です。衣類の洗濯サービスは週に3回あります。部屋のテレビはケーブルテレビがつながっていて、NHKが写ります。USBに入れた動画を再生することもできました。
冷蔵庫がありますので、お酒を飲む方はやや多めに持っていくと良いと思います。夕方にベランダで海を眺めながらお酒を飲むのはなかなか良い気分です。眺めの良い、角部屋に当たった方は非常にラッキーです。
滞在中は毎日午前中に検温と体調の確認が行われます。職員が各部屋までやってきます。
また、米国FDAが承認したワクチンを接種して最後のワクチン接種後(*)に2週間が経過した方は、規定の書類提出を条件に隔離が免除されてそのまま空港から滞在先まで直行することができます。
*2回のワクチンが必要な場合(ファイザー、モデルナなど)は2回目、1回のワクチンで済む場合(Johnson&Johnson)は1回目のあと
ただ、この規定の書類提出についてはアメリカでの接種を前提としているようであり、日本で接種した場合の取り扱いについてはまだ情報がありません。規定の書類については非常にハードルが高く、以下の書類全てを提出する必要があります。
- 写真付きの身分証明書(パスポート、運転免許証、州発行の身分証明書など)
- COVID-19ワクチン接種記録カード(患者名、生年月日、接種日、接種したCOVID-19ワクチンの銘柄が記載されているもの)
- COVID-19ワクチン接種を証明する個人の宣言書(偽証罪の適用を受けて署名されたもの)
- COVID-19ワクチン接種の二次証明書(*)
*二次証明書とは、ワクチン接種を行った医療機関の記録、ワクチン接種を行った医療機関からの手紙、COVID-19ワクチンを接種した際の領収書、または審査官の裁量で承認されるその他の証明書
従って、日本で接種した場合でも現時点では隔離となる可能性が濃厚です。
他に渡航前に準備しておくこととして、グアムでも日本のCOCOAに相当するアプリ(Guam COVID Alert App) があり、グアム到着前に入れておくと良いです。
Guam COVID Alert App
グアム入国後はスマートフォンの設定より、接触通知の地域設定を日本からグアムに変えておく必要がありますのでご注意ください。
以上、2021年6月時点でのグアム入国についての情報提供でした。
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