最近 には海外でプロパイロットを目指す方からの問い合わせが
増えてきております。
日本のエアラインで経験を積んだ後で海外に出て実力を試したいとか、
はじめから 日本での就職を考えないで海外のエアラインで働きたいとか
エアラインは年齢的に無理だったら操縦教官で次世代の若者を指導したいとか
よく聞きます。
日本の厳しい訓練審査はなじまないという人が多いような気がします。
皆さんから聞くと日本は神経衰弱するほど勉強して試験で落とされればそれっきり
ですぐ飛行機から降りなければならなくなるという話をされます。
また派閥があり試験の情報など海外組は多くいないので情報が入らないなどです。
会社によってはそうなのかもしれませんね。
10年ぐらい前にある航空会社の採用担当の査察操縦士の方から
副操縦士になるために会社に合格することだけに集中しすぎてパイロットとして長年
仕事をしていくという意識が欠落している人がいる。
そういう人が採用されて入社すると機長になれなくて
本人にとっても会社にとっても不幸です。
採用では ゆくゆくは機長になれる人材を採用するようにしているそうで
今後高度に自動化されていく機材と 乗務員をどの様にマネージしていくか
をこなせる人材を求めているとのことです。
会社に入ってほっとしていると生き残れないそうです。
入社後は 副操縦士昇格訓練 いろいろな経験と訓練を経て
何年後かに機長昇格訓練があります。 その間 基本的に仕事をしながら
勉強を続けることになります。
高度に専門化した知識集約型の職業でプロの世界は
どこも同じなのかもしれません。
ちなみに弊社では教官志望の方30代の方でも教官になりたい方はご相談ください。
固定翼の教官は常時募集しております。
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